と日記

オタクな話がしたいので

オタク限定のバイト?

半年ほど前になるが、オタクの先輩からアルバイトの誘いがあった。時給も悪くなかったので、深く考えずにOKした。

 

当日集合場所に着くとさっそく先輩から説明を受けた。なんでも先輩の知人が二次元美少女を自動生成するAIの開発をしているらしく、そのサンプル画像を集めてほしいとのこと。

他のバイト人員が皆オタクっぽいのはそういうことか。納得。

 

手分けしてpixivに上がっている過去7~8年ほどの美少女画像を分類した。

基準ははじめに設けていたものの、やはり個人間で「美少女」の概念は違う。他の人の分類を見てみると好みが浮き彫りになるのがおもしろい。

 

バイトはつつがなく終了した。1万枚超分類したが、全く苦にならなかった。しかし美少女の画像を眺めているだけでお金が貰えるのは不思議な感覚だ。だって誰から頼まれなくとも、いつも無給でやってることだもんな。

 

あの時AIのプロトタイプを見せてもらったが、人が描いたものと遜色ない出来だった。聞いた話では、特定の絵師の画風に似せて生成する技術も現在開発中らしい。

将来的には有名絵師のブランド化が進み、有象無象は排他されてしまうのだろうか。

 

AIが実用化まで至ったかは分からないが、自動生成された美少女に自分の性癖の一部が宿っていると思うと、えも言われぬ制服感に満たされる。

 誰も知らないままに、自分の性癖がAIを介してパンデミックを起こしている。そんな瑣末でくだらない妄想を今でもたまにする。