と日記

オタクな話がしたいので

中古エロゲ

未だにオタク街で中古のエロゲーショップを見つけると、つい立ち寄ってしまう。目当てのものがあるでもないのに。

今でこそ頻度は減ったが、昔はそういう店を見つけると即入店していた。

 

昨今ふるわないエロゲ業界、「新品で買って」というメーカーの声も聞こえるが、こちらも学生の身分。身銭を切るには限界がある。自分でおまんまにありつけるようになるまでは許してほしい。

 

それに、中古屋には新品にはない魅力があると思う。

 

店を回ってまず目につくのが値札。やっぱり値段が高いエロゲは面白いし、安いエロゲは地雷な傾向にある。私自身エロゲは初心者も初心者なのだが、値段で評価をある程度察せてしまうので、聞いたことのある作品の値札を見ているだけでも色々想像できて面白い。

 

次は価格を他店と比べてみる。1番安く買える店を探す。

たいていの場合は、古ぼけた隠れ家的な店よりソフマップらしんばん等の大手に軍配があがる。ロマンもクソもない。

だが、各地の店を行脚して最安値のエロゲを探す過程はやはり楽しい。積みゲーと化しているのは否めないが、個人的には"戦利品"としての付加価値を見出している。積んでる言い訳をする時に使う。

 

初めて中古エロゲ屋に行ったのは大学一年生のときだった。それまでエロゲをプレイしたことなく、エロゲソングとほんの微かな情報しか知らなかった私はすべての答えがここにあるのだと胸が踊った。誇張ではなく、すべてのエロゲが宝石のように見えた。

年齢上だけではもう立派な大人になった。エロゲとの距離が近い今となっては、かつてのような胸踊るワクワク感は無いにも等しい。それでも、なぜだろうか。私は惰性とも日課ともつかない足取りで今日もらしんばん京都店のエロゲコーナーに通うのだ。