WANTED
『秋葉原で買ったカセットテープに入ってた曲』というのをご存知だろうか。
事の発端は10年以上も前で、今なお続いている話題だ。あの『検索してはいけない言葉』にも収載されており、その方面に詳しい方は聞き覚えがあるかもしれない。
ここでは詳細を省くがかいつまんで説明すると、中古で購入したカセットテープに聴いた事のない曲が入っていたから詳細を教えて欲しいという内容である。
歌詞のストーリーは、想い人と離れ離れになってしまった女性(恐らく)が別れを憂い悲しむというもの。曲調の物哀しさも相まって、聴く人によっては確かにトラウマになりかねない。
下記のページで詳しく説明されているので、興味がある方は是非一読していただきたい。曲のリンクも掲載されている。
ところで私は未解決事件だったり『ヒトガタ』に代表される未発掘のCMのような謎が好きだ。実際に存在していたからである。証言や記憶が幾分歪んでいたとしても、間違いなく観測されている事象なのだ。解決への糸口は多く残されているのに核心に迫る情報が長年出てこないのは不思議さに拍車をかけている。
真実を多分に含む謎は、露見しうる脆さと期待を孕んでいる分とても愛おしい。真偽を確かめようがない都市伝説の類とは一線を画しているように感じる。カセットテープの件も音源が存在していることで、より大衆を惹きつけるものへと昇華しているのではないだろうか。
さて、なぜこのような話をしたかというと実は自分にも似た経験があるからだ。1年ぶりにブログを書いたのも、その件について記しておきたく、また読者の方々に相談したかったが故である。
10年ほど前の話だ。当時オタク初心者とまではいかなくとも駆け出しだった私は、様々なサイトでオタクソングを聴き漁っていた。その一つにオタク向けの曲をメインに貼っている掲示板があったのを記憶している。そこでは何故か音声データの名前が数字の羅列となって掲載されていたため、後に自分で曲名を検索しなければならなかった。今となっては分からないが、掲示板内のデータがナンバリングされていたのでは?と思う。
そこから時は過ぎて、先日HDDの整理をしていた際に『0092948801』という名前の音声データを発見し、不意にかつての記憶が蘇った。
…そうだった。この曲だけ調べても調べても分からなくて、ずっと後回しにしていたのだ。
一度その事実に直面すると曲の正体が気になって仕方なく、ブログに書いた次第である。
この曲の正体なのだが、個人的な予想ではR-18のゲームソングではないかと思っている。アニメソングなら知名度が高く歌詞検索でヒットするはずだろう。それに当時のエロゲソングはJASRAC未登録曲も少なくないと聞くし、有り得ない話ではない。
謎のままずっと心に秘めておきたい気持ちもあるが、10年も楽しませてもらった。そろそろ幕引きとしたい。いざ助言を求めると終わりは案外あっけないのだろうなという思いは正直あるが、自分の検索能力がポンコツ並だったということでご容赦願いたい。
YouTubeに曲をアップしたので、知っている方は是非教えていただきたい。
どうやら久しぶりに書き過ぎたせいで随分と疲れてしまったみたいだ。また今度ブログとの上手な付き合い方ってのを調べてみよう。検索すればさも当然のように、望み通りの解をそこに表示してくれるのを期待して。
オタク限定のバイト?
半年ほど前になるが、オタクの先輩からアルバイトの誘いがあった。時給も悪くなかったので、深く考えずにOKした。
当日集合場所に着くとさっそく先輩から説明を受けた。なんでも先輩の知人が二次元美少女を自動生成するAIの開発をしているらしく、そのサンプル画像を集めてほしいとのこと。
他のバイト人員が皆オタクっぽいのはそういうことか。納得。
手分けしてpixivに上がっている過去7~8年ほどの美少女画像を分類した。
基準ははじめに設けていたものの、やはり個人間で「美少女」の概念は違う。他の人の分類を見てみると好みが浮き彫りになるのがおもしろい。
バイトはつつがなく終了した。1万枚超分類したが、全く苦にならなかった。しかし美少女の画像を眺めているだけでお金が貰えるのは不思議な感覚だ。だって誰から頼まれなくとも、いつも無給でやってることだもんな。
あの時AIのプロトタイプを見せてもらったが、人が描いたものと遜色ない出来だった。聞いた話では、特定の絵師の画風に似せて生成する技術も現在開発中らしい。
将来的には有名絵師のブランド化が進み、有象無象は排他されてしまうのだろうか。
AIが実用化まで至ったかは分からないが、自動生成された美少女に自分の性癖の一部が宿っていると思うと、えも言われぬ制服感に満たされる。
誰も知らないままに、自分の性癖がAIを介してパンデミックを起こしている。そんな瑣末でくだらない妄想を今でもたまにする。
優しい国
昨年のアニメ評と近況報告
・近況
おでこにしこりができました。調べたら悪いものじゃないらしい。小さくてよく見ないと分からないけど気になる。
もし閉鎖集落に生まれてたら鬼扱いされて村八分だよ。現代に生まれて良かった。
・2017アニメ評
内容はほとんど忘れてる。評というか思い出に近い。
1.ひなこのーと
『きらら系 × エロ』のハイブリッド。(正確にはきららではないが)
対極とも言える要素を掛け合わせて生まれたのは背徳的な興奮。本来ならエロ同人がこなす仕事を公式でやってのけた。
毎話ドスケベなエンドカード(?)を楽しみにしてました。
こっちは正真正銘のきらら。
原作だと青葉とコウのコンペ回は割とシリアスなんだけど、アニメでは若干マイルドに感じた。原作の良さをスポイルせず、万人に受ける見せ方ができるのはさすが。原作の方が好きだけど、アニメ版もアリだな。
3,キノの旅
結構長くなります。
第10話『優しい国』のラストシーンで、出国後に国の秘密を知ったキノが旅立つ場面。
ここで話は終わるのですが、実はこの花、冒頭にも出てきます。正体が気になって、作中の描写を手がかりに調べてみると似たような花が見つかりました。
リンドウ
形も配色も似てる気がしますね。
以下、wikipediaより引用
・リンドウの特徴
本州から四国・九州の湿った野山に自生する。花期は秋。花は晴天の時だけ開き、釣り鐘型のきれいな青紫色で、茎の先に上向きにいくつも咲かせる。高さは50cmほど。葉は細長く、対生につく。
特徴を照らし合わせていきます。
1, 野山に自生する
キノは尾根に野宿するよう国の人から勧められていました。
2, 花期は秋
山が紅葉で色づいている描写があります。
3, 高さは50cmほど
大きめに見える岩よりもやや背丈が低いことから、50cmとして自然です。
以上のことから、この花はリンドウの一種としても問題無いでしょう。
葉幅がやや狭いため、リンドウの中でもホソバリンドウという種だと思われます。(上の画像はそのホソバリンドウ)
花に関してドシロウトだからあまり信用しないでね。
ここでリンドウの花言葉を調べると
『悲しんでいるあなたを愛する』
とありました。
これは単なる考察オタクの妄想だと一笑に付してくれて構わないのですが、この花言葉はキノに対する国民の慈愛と感謝の気持ちのように思えるんですよね。
そしてその思いを乗せたリンドウは同時に国民への献花を意味しているのかもしれません。
うーん、こじつけも大概にしろ
おわり。また近いうちにブログ書けたらいいですね〜👋
イントロ
以前『全日本アニソンイントロ大会』なる大会に参加した。
早押しボタンを押して、流れてきた曲名を答えるという、テレビで見る企画。そのアニソンオンリー版だ。今回はアニメタイトルを答えても正解扱いらしい。
早押しボタンなんてテレビでしか見たことない。アレ、一度押してみたいなぁ。
と、ほんの軽い気持ちで知人のオタクIくんと2人で参加した。
大会当日
公民館?的な一室が会場だった。
周りをみると、談笑している参加者がチラホラ。他の大会で既に顔見知りなのだろうか、肩身がせまい。
最終的に40数名の参加者が集まったのだが、全日本を名乗るにはさすがに規模が小さすぎやしないか。
予選開始
8~9人の組に分かれて、それぞれ30問×2ラウンドを行う。
大会に向けてiPodに入ってるアニソンを聴き流したり、どんな曲が流れるか予想してみたりしたが、
そんな、生温いものじゃなかった。
流れてくるのは、アニソンメドレーでも聴いたことのない00年代以前の曲ばかり。まれに最近の曲も流れてはくるが、圧倒的な反応速度の差で押し負け、挙げ句の果てにはなんと特撮の曲まで流れてきた。知るかよ。
最初にアニソンイントロって言ったよな?オイ。
結局、60問中1問しか正解できず、ボタンを押せたのもその1回だけだった。
ちなみに正解したのは『屍鬼』というアニメのOP。何というかさぁ、もっと他に、流すべき曲ないか?
大会で一番印象に残ったのは、なによりも早押しガチ勢の反応速度、そして知識だ。どんなニッチな曲でもコンマの世界でボタンを押し争う様は、怖さすら覚えた。参加者は40人だけど、紛れもなく全国で上から数えて40人だよ。
ビビりながら帰りにIくんと啜った関内の二郎の味は未だに忘れることができない。
あれから丸一年が経つが、今年もあの大会は開催されるのだろうか。
我こそは、と思うオタクは参加してみては?
印象的なアニメソング歌詞10選
STARTING NOW!とmind as Judgmentのイントロの区別がつかなくなったのが近況報告です。ぜひ聴き比べてみてね。
好きなアニソンは山ほどあれど、今回はその中でも印象的な歌詞を選んでみることにしました。
1.
シアワセとフシアワセの数が
同じならば
今すごくシアワセだから
覚悟しなきゃ
(キズナの唄 / タユタマ -Kiss on my Deity-)
・どこか他の作品でも目にしたことがある気がする幸福量保存則。
2.
切なすぎて 痛くなる記憶を緩やかに
解いていくような微笑みが
(Treasure / 生徒会の一存)
・OPで流れないのが惜しい。はたして2期を完走できたオタクが地球上に存在するのか。
3.
守りたいよ 君だけは強く
欲望の轍から遠ざかって
(Proof / ハヤテのごとく!)
・ハヤテが朝に放送していたのも衝撃的ですが、当時見てたちびっこたちは轍って意味分かったんだろうか。
4.
肩がぶつかる度に僕は削れて小さくなる
でも残る核はきっと 何より光ってる
(future nova / 東のエデン 劇場版II Paradise Lost)
・school food punishmentの解散は残念でした。
5.
私推しを後悔させないための努力は惜しまない
(honey♡come! / 城下町のダンデライオン)
・茜のパンツ回が好き。
6.
空と地面は遠く 人と人は近く
(のんのん日和 / のんのんびより)
・作詞はあのZAQ。これだけで田舎感が出せるのはすごい。海水浴の話が好き。
7.
手招きされるように 近付けば見える謎
知らず知らずに巻き込まれて行く
(Destin Histoire / GOSICK -ゴシック-)
・そういえばそんな話だったなあ、と思い出させてくれる歌詞。もうヴィクトリカの可愛さしか頭に残ってない。
悠木碧の作品といえば、まどマギより先にGOSICKを連想してしまう。
8.
明日をのぼって 「せーのっ!」で飛び出した
(せーのっ!/ ゆゆ式)
・歌詞全部ひっくるめて好き。風景描写が細やかな曲は一瞬で好きになる。
9.
It's all up to you
No one lives forever
(Red fraction / BLACK LAGOON)
・『No one lives forever』はバラライカの本編中におけるセリフ。ファビオラちゃんが登場してからは萌え漫画としか見れなくなった。
10.
全て懸けよう 与えられた 時間の中で輝いていたい
(たった1つの想い / GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-)
・1期のが抜群に面白いけど、2期も叩かれるほどつまらなくはないと思いますよ…
最後に
なんかNAVERまとめの記事っぽくなってない?もしかしたらエロゲソングでもやるかも。
感想『そして明日の世界よりー』
前回に続いてエロゲの話。報告といった感じでレビューではない。
「そして明日の世界より」(以下明日より)をプレイした。2007年発売なので10年も前のゲームだ。化石やん。
ヒロインがゆるゆりの赤座あかりに瓜二つと言われている。ビジュアルに限れば、実際けっこう似ている。
ヒロインの日向夕陽ちゃん。勿論ぞんざいな扱いは受けません。
調べてみると、どうやら赤座あかりの方が後出しっぽい。なのにこの言われよう。知名度って残酷だなあ。
ところで、シナリオを担当した建速(たけはや)の前作「こなたよりかなたまで」(以下こなかな)の冒頭に以下の一節がある。
『 在りたいように在る、 ということはとても難しい』
「明日より」でも言いたいことは同じかな、と思った。同じテーマを「こなかな」とは別の視点から描いた印象を受けた。
ストーリーは違えど、同じテーマの文章を2作分読むのは正直飽きてしまった。どちらか片方だけでお腹いっぱい。
最初にプレーしたせいもあるけど「こなかな」の方が好みだ。特にマリー√のノーマルエンドは主人公が己の信念を貫き通してるので好き。もうほとんど覚えてないけど。
何かしらの明確なテーマを感じられる作品が好きなので、オススメのエロゲを教えてもらえると嬉しいです。
中古エロゲ
未だにオタク街で中古のエロゲーショップを見つけると、つい立ち寄ってしまう。目当てのものがあるでもないのに。
今でこそ頻度は減ったが、昔はそういう店を見つけると即入店していた。
昨今ふるわないエロゲ業界、「新品で買って」というメーカーの声も聞こえるが、こちらも学生の身分。身銭を切るには限界がある。自分でおまんまにありつけるようになるまでは許してほしい。
それに、中古屋には新品にはない魅力があると思う。
店を回ってまず目につくのが値札。やっぱり値段が高いエロゲは面白いし、安いエロゲは地雷な傾向にある。私自身エロゲは初心者も初心者なのだが、値段で評価をある程度察せてしまうので、聞いたことのある作品の値札を見ているだけでも色々想像できて面白い。
次は価格を他店と比べてみる。1番安く買える店を探す。
たいていの場合は、古ぼけた隠れ家的な店よりソフマップやらしんばん等の大手に軍配があがる。ロマンもクソもない。
だが、各地の店を行脚して最安値のエロゲを探す過程はやはり楽しい。積みゲーと化しているのは否めないが、個人的には"戦利品"としての付加価値を見出している。積んでる言い訳をする時に使う。
初めて中古エロゲ屋に行ったのは大学一年生のときだった。それまでエロゲをプレイしたことなく、エロゲソングとほんの微かな情報しか知らなかった私はすべての答えがここにあるのだと胸が踊った。誇張ではなく、すべてのエロゲが宝石のように見えた。
年齢上だけではもう立派な大人になった。エロゲとの距離が近い今となっては、かつてのような胸踊るワクワク感は無いにも等しい。それでも、なぜだろうか。私は惰性とも日課ともつかない足取りで今日もらしんばん京都店のエロゲコーナーに通うのだ。